ろ過用途を中心に建材やシリコンなどのフィラーとして、食品添加物である 珪藻土(けいそうど)製品に
関する歴史や工業利用、化学的物質特徴、嵩密度や 粒径などの情報を公開しています。

フィラーとしての珪藻土

珪藻土製品がもつ特有の細孔と、殻相互の空隙とによる大きな空隙率は中空と同等の構造を形成し、軽量にもかかわらず高い断熱効果と保温効果を発揮します。古くから高い断熱効果を利用し、例えば国内では七輪として日常生活を支えてきました。それら珪藻土製品がもつ特性を活かし、機能を持たせるための添加剤として、主原料の使用量を低減しコストダウンを実現するための充填材としてお使い頂けます。

塗料分野

塗料分野で充填材(フィラー)としてお使い頂く効果は次の通りです。
・多孔質な形状により光の反射を分散させるため、つや消し効果により柔らかい光沢面になる。
・多孔性であることから、蒸気の透過性を調整して塗膜のフクレやハガレを抑えます。
・多孔性であることから、蒸気の透過性を調整して溶媒の蒸発を速めることによる乾燥時間の短縮を図ることが出来る。

合成樹脂・ゴム分野

合成樹脂・ゴム分野で充填材(フィラー)としてお使い頂く効果は次の通りです。
・増量効果が得られる。
・表面の仕上がり面が改善する。
・熱の不良導体であるため耐熱性が向上し、製品の熱変性を防止する。
・吸液性が大きいため流動特性の調整に用いられる。

離型剤用途

・鋳物の金型面との剥離性改善と仕上げ面の調整に使される。

珪カル板用途

・シリカ源、軽量化を目的にお使い頂けます。

内装壁材用途

・調湿性能のコントロール

 

 

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